フランス、パリにある『Merci』(メルシー)というお店をご存知でしょうか?
オシャレなファッションやインテリア雑貨のお店が集まるパリのマレ地区にアパルトマンのような建物のライフスタイルセレクトショップがあります。
パリに訪れると必ず寄りたくなるお店のひとつです。今回はその魅力を細かくご紹介していきます!
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スタイリッシュな外観とインテリア
マレ地区は数多くのファッションやインテリアのお店がある人気スポットで散策するだけでも楽しめる街です。
その中で、この『Merci』というお店があるのはこの地区の3区にあるボーマルシェ大通り(Le boulevard Beaumarchais)の通り沿い。
通りに面した入口から続いている通路を抜けていくと、その先に広がる景色の中に佇む建物があります。そこが『Merci』です。
その入口前には真っ赤なイタリア車でアンティークなFiat 500が置かれていて、ナンバープレートにはオシャレにMerciの文字が!
石が敷き詰められたエクステリアの道と真っ白でオシャレな外観の前に溶け込むように配置されたこのFiatはお店のシンボル的存在になっています。
建物の周りには小さなガーデンのように豊富なグリーンが配置されていて、その佇まいはまるで古き良きものを大事にしながら新しいスタイルを常に発信するパリの街並みを象徴しているかのよう。
壁面には黒ぶちの大きな窓があり、窓の中からオシャレなデザインの商品が並ぶ店内の雰囲気が外からでも伝わってきます。
早速、店内へ入っていくと、そこに広がるのは人気のアイテムが揃うスタイリッシュな空間。
建物は地下1Fから地上2Fまであり、トレンドに合わせた家具やガーデニング用品、インテリアやキッチン雑貨、文房具、洋服、バッグ、靴、そして照明など、様々なアイテムが幅広く置かれています。
季節ごとに人気の商品がセレクトされ、どれも眺めているだけで楽しくなります。
地下のフロアにある照明のランプブースでは様々なカラーのペンダントコードや個性的なランプセードが選べるようになっているなど面白いアイデアもたくさん!
建物全体は窓も多く取っていて開放感のある空間になっているので、それぞれの階で明るさの陰影が心地よくなるように作られている感じがします。
また店内のディスプレイも定期的に変化させています。
家具や食器類などライフスタイルイメージに合わせてコーディネートされたディスプレイは自宅のインテリアを作る際にも、とても参考になるのが嬉しいポイントですね。
カフェ&レストラン
Merciにあるカフェやレストランのデザインも洗練されていてとてもおススメです。
1Fの『Used book café』 は壁にある黒い本棚には10000冊ほどもある古本が隙間なく置かれていて、カフェで休憩しながら読むこともできます。
座席も色々な形のチェアが置かれていて、落ち着くトーンのオシャレな空間です。
ここでは軽い軽食も楽しめます。
地下のキッチン雑貨などが置かれた空間の横に『La Cantine Merci』というレストランがあります。庭と面しているレストランの窓から自然の光が差し込むので、地下だということを忘れてしまうくらい。
新鮮な素材を活かしたバランスの取れたメニューが楽しめるのも特徴です。
これらの他にも1Fにはちょっと立ち寄ることもできる映画をテーマにした『Le Ciné Café』もあります。
パリの街で魅了し続ける『Merci』
『Merci』は2009年にオープンしてから、売上の一部は、マダガスカルの南西部の教育の資金提供するために毎年寄付されています。
デザインだけではなく支援活動にも力を入れているのは、さすがパリの街を代表するショップと言えます。
Merciはフランス語でありがとうという意味。これは全ての人々に向けて、そして、それをお返ししていくかのように、この活動をすることによって、ありがとうの気持ちが繋がっていくという意味もあるのかもしれませんね。
そして10年経った今でもパリの街でその佇まいや取り扱う商品のデザインなど、そこに通う人々を魅了し続け、そして、なぜかまた行きたくなってしまう。
そのスタイルは今でもパリの人々からずっと愛され続けています。
Merci (メルシー)
住所:111 Boulevard Beaumarchais 75003 Paris
メトロ:8番線Saint-Sébastien Froissart駅
営業時間:
月曜〜木曜 11:00~19:30
金曜〜土曜 11:00~20:00
日曜 11:00~19:00
※変更の可能性あり。日曜日は休みの場合のあります(2022年5月更新)
https://www.merci-merci.com/fr/