サンタクロースにも会える!
フィンランド・ロヴァニエミの
クリスマス

サンタクロースと子供

11月頃から少しずつイルミネーションが灯り始め、街はクリスマスの雰囲気に包まれていきます。

世界中が徐々に街やメディアなどでクリスマス一色となっていくこの季節。サンタクロースが住む国、フィンランドでのクリスマスの過ごし方をご紹介していきます。 

サンタが住む ロヴァニエミ!

ロヴァニエミのサンタクロース村の車

フィンランドの北部に位置するラップランド地方にはロヴァニエミという街があり、そこにサンタクロース村(Santa Claus Village)という場所があります。

北極圏とも重なる地域のロヴァニエミの冬は-30℃位まで下がるという厳しい環境の中にありながらも、サンタクロースの公認ホームタウンでもあり、観光としても人気の場所です。

サンタクロース村にも地面に北極圏との境を示す北極線の印が付けられていて、通過証明書を発行してもらうことも出来たり、印の上を渡る写真を撮ったりすることもでき、これもひとつの記念として楽しむことができます。

さらにマリメッコ やイッタラのアウトレットがあるのも嬉しいポイント!かなりお得に購入することができるので必見なのです!

 

ンタクロース村とは?

ここではサンタクロースがトナカイたちと静かに暮らしています。

建物の中に入るとサンタクロースのオフィスや郵便局、ポストなどがあり、世界中の子供達がここにいるサンタクロースに手紙を送ることができ、またそれにサンタクロースが返事を書いて送ってくれるのです。これは子供達も待ち遠しいですよね!

サンタクロース村ポスト

さらにサンタクロースの部屋に続く通路を通っていくと、途中にたくさんのツリーや世界の国々の人形や伝統的なおもちゃなどが飾られていたり、クリスマスの歴史が学べる展示ブースなどもあるのも印象的で、少し不思議な空間だったりもします。

一番奥の部屋まで行くと、そこにはサンタクロースがゆったりと椅子に座りながら、そこに来る人達に優しくお話しをしてくれます。せっかくの機会なので、聞いてみたいことを前もって準備しておくと後で後悔することもなくて、いいかもしれませんね。

ちなみにフィンランド語でクリスマスは「Joulu:ヨウル」サンタクロースは「Joulupukki:ヨウルプッキ」といいます。

「pukki」はヤギという意味があるらしく、合わせると、あれっ?クリスマスのヤギ?白いヒゲがその印象をつけているからなのでしょうか・・・。

さらに北極圏にも位置するロヴァニエミでは運がよければ、この時期、オーロラにも多く遭遇できます。

私は実際に9月という早い時期にオーロラを体感することができたことがあります。
それはかなり運が良かったと思いますが、クリスマスの時期はもっと気温が下がるので、見ることができる確率も高いと思います。うまくいけばオーロラと共に幻想的なクリスマスを楽しめるかもしれません!

 

クリスマスマーケット

そんなロヴァニエミのある国、フィンランドでのクリスマスは単にサンタクロースからプレゼントをもらう日というだけではなく、とても特別な日と考えているので、クリスマスまでの準備も怠りません!

12月に入るとフィンランドの人々は「ピックヨウル」(pikkujoulu)と呼ばれるクリスマスパーティーでお祝いします。クリスマスマーケットもヘルシンキ・ポルヴォー・トゥルクなど各地で開催され、クリスマスの華やかな雰囲気を楽しむことができます。

ちなみに市場のことをフィンランド語で「Tori:トリ」、そしてクリスマスは「Joulu:ヨウル」なので、合わせてクリスマスマーケットはJoulutori:ヨウルトリ」といいます。

Tuomaan markkinat

その中でもヘルシンキのクリスマスマーケット(Tuomaan markkinat)は、ヘルシンキで一番歴史が深く、一番人気のあるクリスマスマーケットでもあります。

マーケットは明るくライトアップされ、100以上の美しい手作りのたくさんのユニークなギフトやクリスマス用オーナメント、魚や肉、総菜などの食材を売るお店や体の温まるGlögi (グロッギ) というホットワインなどのお店が並び、街の人はクリスマスパーティに備えた買い物をして準備をします。

そしてここではその期間サンタクロースにも毎日会えるのです!これはとても羨ましいですね!この時期にしか買えないグッズを揃えに行くのも楽しみのひとつです

 

街中が輝くフィンランド!

冬のこの時期の日照時間が短くなるフィンランドではイルミネーションキャンドルはとても心温まるアイテム。

氷のランタンの明かりやイルミネーションで街はライトアップされるのが幻想的で綺麗な街を作り出します。

そして、24日もしくは25日の夜に家族で教会へ向かい、そこで伝統的なクリスマスソングを歌います。このクリスマスソングはフィンランド語でJoululaulu(ヨウルラウル)といいます。  

 

フィンランド流のクリスマス

フィンランドのクリスマスは家族と自宅で過ごすのが一般的ですが、コテージを借りて過ごすこともあります。

愛する人たちとともにゆっくりと過ごしたいと願っているのです。クリスマスツリーは24日の朝から飾り、クリスマスプレゼントは24日中に開けるというのが定番。

クリスマスの朝にはサウナに入り、心と体をリラックスさせるのもフィンランド流です。

パーティでは様々な料理で楽しみます。テーブルに並ぶ料理は豚肉で作るハム「Kinkku(キンック)が、大切な料理の一つで、その他にも豊富なキャセロール料理、サーモンなどの魚料理、サラダなどが用意されます。もちろん、ここでもホットワインのGlögi (グロッギ)は欠かせません。

さらにクリスマスでは様々なスィーツも並びます。

甘いペイストリーやケーキ、クッキー、そしてジンジャーブレッド

ジンジャーブレッドに模様を描くのは、みんなが楽しみにしているクリスマスの準備のひとつで、クリスマスツリーのデコレーションにもなります。

ジンジャークッキー

みなさんも本物のサンタクロースに会えるフィンランドの街で、一度クリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか?

Hyvää joulua!!(ヒュヴァーヨウルア!!) ← フィンランド語でメリークリスマス!!という意味。  

クリスマスツリー

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